2009年11月15日

こたつ

先週福岡でタクシーに乗った時です。


私はタクシーに乗るとそのたびに運転手さんに話しかけます。「近頃景気はいかがですか?」


先週はこうでした。
「運転手さん近頃景気はどうですか?」「どうしようも有りません。お客さんはどこから来たのですか?」


「さっきまで水戸にいました。3時半に水戸を出てきて今福岡です(7時30分)日本も近くなりましたね。」

「水戸ですか。懐かしい。水戸にはいつも行っていたんですよ。」「えっタクシーでですか?」


「いや。タクシーの運転手なんて本当はやりたくなかったんでさ。前は運送屋をやっていたんです。」「そりゃ大変だったでしょう。」


「いや。大型だったし。お客さん大型のトラックって結構優雅なもんなんです。運転席の後ろにはベットもあるし。ところが景気が悪くなってから大手が参入してきてね。我々の零細運送会社の仕事を安値でとってちゃうんですよ。そのうち長距離がなくなって九州の仕事しかなくなって。これがまた急がしいんだ。その中でも最悪なのがこたつ」


「こたつ?」


「そうこたつ。こたつってのは重くて、意外にいろいろな種類があって、いちいち毛布で仕切らないときづが付いちゃうでしょう。そりゃもう大変で。」「なるほどね。じゃ何が一番いいの?」


「人形。人形ってしっかり梱包されている上、軽いんだよね。それに比べてこたつは。。。」


「こたつには相当うらみが有りますね(笑)ところでその後どうなったんですか?」


「こたつばかり運ぶようになったら、運送やは終わりです。そのうち会社が成り立たなくなって、結局廃業。私はタクシーの運転手ですよ。」「そうなんですか。そういえばタクシーも厳しいらいそうですよね。」


「そりゃ。こたつを運んでいたときと変わりませんよ。今や一日の売上が2万いけばいいほうですから」

「2万?昔は4、5万だったと聞いていますが?」「確かに昔はそんな時代も有りました。でも今じゃそんなのは夢物語ですよ。大型に乗っていたときに、大型ですから隣の車の中が見えるじゃないですか。タクシーなんかのメーターも見えるわけです。そうすると2万、3万なんて当たり前でしたよね、首都高では。」


「はー厳しいんですね。」「いや本当に厳しいのはこたつの配送です」その後10分ほどこたつの配達の厳しさを講義していただきました。大変なんです、仕事ってのは。
この記事へのコメント
この記事へのコメントをご記入ください。
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのTrackBack ⇒ http://www.blogdehp.net/tb/13574723
(当記事へのリンクを含まないトラックバックは受信されません。)

更新通知用トラックバック